建築の木材

建築でよく使われる木を大別すると

・針葉樹
・広葉樹

針葉樹と広葉樹の違い


針葉樹:針のように尖っている
広葉樹:扁平で面積が広い


針葉樹:まっすぐに伸びるものが多い
広葉樹:曲がって成長するものが多い

木目
針葉樹:狭く均一
広葉樹:広くてなめらかで粘り強い

重量は広葉樹の方が大きい

針葉樹の例

・杉
・松
・ヒノキ

広葉樹の例

・桐
・トチ
・ケヤキ

木材の加工のステップ

森林
・伐採

貯木場
・貯木

製材所
・乾燥
・木取り
・製材

工場
・加工

工事現場
・組付
・使用

木の細胞に含まれる水分

・自由水 …繊維細胞間の隙間にある水分
・吸着水 …繊維細胞膜内に含まれる水分
・生理水 …繊維細胞内に含まれる水分

木における「含水率」とは

木の重さに対する水の割合

含水率と強度の関係

含水率が少ないほど圧縮強度が増す

木の熱に対する特徴

・耐熱性にすぐれている
・熱によって変形しにくい
・着火する温度が低い

「合板」とは

ごうはん。薄く切った単板(たんばん=ベニヤ)を繊維方向を90°互い違いに重ねて接着した木質ボード。ベニヤ板

なぜ合板にするか

木材は湿度の高低によって収縮を繰りかえし、木材が歪んだり反ったりする。また、繊維方向へかかる力への抵抗力は大きいが、繊維に直交する方向からの力には弱い。合板は、こうした木材の弱点を補う