橋の景観

橋の景観的役割

・景観構成要素の花形
・視対象となる/視点場となる

・桁橋(けたばし)
・ラーメン橋
・アーチ橋
・トラス橋
・吊橋
・斜張橋(しゃちょうきょう)

「桁橋」とは

剛性のある棒または版状のものを桁として渡す構造の橋

「ラーメン橋」とは

主桁と橋台、橋脚が剛結されて一体構造となった橋

ラーメン橋

・多径間連続ラーメン
・方杖ラーメン
・門型ラーメン
・V脚ラーメン
・フィーレンディール

「アーチ橋」とは

荷重をアーチリブ(弓なりの部材)の軸圧縮力に置き換えて地盤に伝える構造の橋

アーチ橋

・固定アーチ
・2ヒンジアーチ
・3ヒンジアーチ
・タイドアーチ:ランガー
・タイドアーチ:ローゼ
・タイドアーチ:ニールセン

「トラス橋」とは

直線部材を複数の三角形に組み合わせて安定化させる構造

トラス橋

・平行弦ワーレントラス
・垂直材を有する平行弦ワーレントラス
・平行弦プラットトラス
・平行弦ハウトラス
・垂直材を有する曲弦ワーレントラス
・垂直材を有する曲弦プラットトラス

トラス橋の留意点

スリムな多数の部材で構成されることが連続感、リズム感、繊細さを生む一方、見る方向によっては煩雑な印象を与えやすく、その視覚的なまとめ方が難しい

「吊橋」とは

張り渡したケーブルに補剛桁を吊り下げた構造の橋。橋梁構造の中でもっとも大きなスパンを可能にする

「アンカレッジ」とは

吊橋のケーブル端部を固定する目的で、橋梁の端部に設けられるコンクリートの大塊

「斜張橋」とは

桁橋をケーブルで補剛した高次の不静定構造物の橋。都会的でシャープな形状であり、また構造解析が複雑でコンピュータに負うところが大きいため近年に発展を遂げた新顔であり、現代を代表する構造形式

橋梁群の見られ方

・同時眺望
・シークエンス

橋梁群の同時眺望

・道路軸上に並ぶもの
・河川軸上に側面形態が重なり合って見えるもの(ダブルシルエット)

ダブルシルエットにおける調和策

・シルエット、色彩、材料に至るまですべて同一にする
・対比法(差異を明確にして対比的な調和を図る)
・主従法(主役と脇役を明確にし、構図上の安定を図る)
・基調法(なんらかの共通する要素で統一を図る)
・類似法(類似の形式、色彩などを用い統一を図る)

「橋詰」とは

橋のたもと

「支間」とは

【しかん】橋梁の支点から支点までの距離のこと