ゲシュタルト
「ゲシュタルト」とは
対象を知覚する際の形態の有する秩序
「図」と「地」
・図〔Figure〕:ある図形を眺めた場合、形として浮かび上がって見える領域
・地〔Ground〕:図の背景として知覚される領域
「反転図形」とは
2つの領域の刺激条件が伯仲しているために、どちらも図として知覚しうることができる図形
「群化」とは
図となる対象が複数あるとき、対象相互が影響を及ぼし合い、ひとつのまとまった群として知覚されること
群化の法則
・近接の法則:近くにある対象同士ほどまとまって見える
・類同(等質)の法則:形状・色彩等が類似した対象同士ほどまとまって見える
・滑らかな線の法則:連続した線はひとつのまとまりとして見える
・閉合の法則:閉じた領域はひとつのまとまりとして見える
・共同運命の法則:運動や変化が共通しているものほどまとまって見える
・簡潔性(よい形)の法則:人間は対象をできるだけ簡潔な形態として理解しようとする
「輪郭線」とは
図と地の境界につくりだされる線。ゲシュタルト心理学では、図の領域の末端として図に所属するものとされる